星と音楽と・・

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昨日「親愛なる友へ〜Piano & Trio Concert」に
ご来場いただきました皆さまに心より厚く御礼申し上げます。
よりにもよって雪となり、珍しく東京でリサイタルなんて
するからです・・申し訳ありませんでした。
お寒い中、本当にありがとうございました。

ライブの演奏というのは全身、弾き方はもちろん、歩き方
まですみずみ見て頂くことになることをしかと意識しておく
べきでしたが、大きく手を振って歩く癖もすっかり忘れて
隠すことなくまたやってしまいました。。
さらに昨日のお客様には何人かの方に異変(?)を感じて
頂いてしまいました。。
演奏後に何名かの方に「どこか痛いのでは?」と聞かれ!
なんとするどいお客様でいらっしゃることでしょう。

腰と頭が痛かったのでした。。
頭痛はこの一週間ずっと、腰痛は5日前に軽いギックリ。
痛いのをかばう癖が出てしまったのかも(汗)
どちらも薬が効かず、実はちょっと苦しかった一週間でした。
頑張り過ぎが一挙に身体に来てしまったようでした。

当日は演奏中は集中により忘れられる状況だったのですが..。
しかしながら持久力の足りなさは後半に少し影響してしまったかと
思います。

体のことはさておき、今回はメンデルスゾーンのソロ曲の難しさを
痛感しました。フレーズとニュアンスを感じ取って良い流れを
つくること。一見シンプルな楽譜、それでも微妙なスラーの変化
で音楽の方向がきちんと変えられていく点を把握したり、
espressivoとcantabileの音楽の違いを考えてみたり、アクセント
の種類、その強弱の中にあるアクセントの度合い、持続音で隠れた
ところにメロディラインが作られている箇所の見極め(聴き分け/
故意に目立たせるかどうかはいろいろ考え・・)などそういった
ことをすべて記憶し、でもそれをいかにも考えながら弾いていると
いうような堅苦しさは出ないように、自由さがあること・・
そうしたバランスの保ち方を目標にしていましたが、本番において
コントロールするのは難しかった。。

メンデルスゾーンを大好きになったのに!
モーツァルトを弾くのが難しいといったことと似た怖さが
あるのかもしれません。

まだまだ未熟です。
これからも地道に曲と向き合い、いろいろと考えが深められれば
と思います。

こんな私ですが、すでにたくさんの温かい感想をいただいて、
励まされました。こうして何とかやっていけるのは皆さんのお陰です。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ご支援頂き本当にありがとうございました。





ファニーはフェーリクス・メンデルスゾーンの4歳上の姉です。
この絵はファニーの夫が描いたもの。
フェーリクスも画家といってよいほどの絵の才能がありましたが
ファニーの夫は画家で、フェーリクスの奥さんも確か画家でした。

明日、前半の最後に弾くファニーの曲は「おお若き日の夢、
おお金色の星」というタイトルを書きましたが、このタイトルが
どうしてついたのかまでは追求出来ませんでした。
明日は嬰へ長調の版を弾きますが、もともとはヘ長調で書かれ
ており、そのヘ長調の方にこのタイトルがつけられていました。
ファニーは41歳という若さで世を去り、弟フェーリクスも
その後を追うように半年後に亡くなります。
ファニーはフェーリクスよりも才能があったといわれることも
ありますが、メンデルスゾーン家では女性が作曲など音楽を仕事
とすることをあまり良しとしていなかったようで、彼女の音楽
の素晴しさは最近までよく知られないままでした。
作品の多くは歌曲でしたが、ピアノ曲や室内楽にも充実した
作品が数多く残されています。
ファニーの作品が初めて世に出て評価されたのは、彼女が亡くなる
数ヶ月前のことでした。これから、という時に亡くなってしまった
のです。

弟思いであり、教養ある素晴しい女性でした。文豪ゲーテにも
大切にされたようです。
ファニーの亡くなった年齢は今の私と近いので、その無念さを
想い、曲のあまりにも純粋な美しさに胸を打たれます。

明日は弟の曲の後に、姉の曲を静かに弾くことで
姉弟の通い合う心をつなげることができたらと思っています。

お約束を守れずにいよいよ明日になってしまいました。
いえ、ファニーのことはせめてこれから書きたいと
思いますので今しばらくお待ち下さいませ

書けなかった理由については今は差し控えますが
体調を整えるのに少々苦労があった一週間でした。

でもソロ、トリオともに気持ちを充実させて本番を
迎えることができそうです。

今日一日は「親愛なる友」を想いつつ、静かに過ごし
たいと思います。

__________________________
チケットはまだ余裕があります。
本日中のお申込みは午後9時まで受付致します。
私までメールにてご連絡下さいませ。
それ以降は当日券をお求め頂きますようお願い致します。
当日券発売は開場時間の18:30からとさせて頂きます。
よろしくお願い致します。

ファニーのことを書こうと思うのですが、今日はもう
店じまい(=お休みモード)ですみません。。

お正月以来、初めての完全オフだった今日は、気が済むまで
練習する日と決めていました。
7時間は弾いたかな。。気が済みました〜〜

明日からは頭の整理に努め、練習時間は徐々に減らして
体調を万全にしたいと思います。

2月1日のリサイタル「親愛なる友へ〜Piano & Trio Conceert」
のチケットはまだまだ発売中ですので、お問い合せくださいませ。


東京でのリサイタルは5年ぶり。
ふと思い出しましたが、デビュー・リサイタルからは
今年15年目の節目です。
15年の間には多くの出会いと別れがありました。
特にピアノの恩師との別れ・・今回のリサイタルは恩師の姿がなく・・
それは初めてのことで寂しく思いますが、不思議なもので
恩師の教えというのは自分が先生の年齢に近づくほど、
ふと思い出されることが多くなっている気がします。
先生が当時言わんとされたことの意味を今頃になって理解する
ということもしばしば。

この5年という年月は、私にとってとても大切な出会いがあった
年月でした。その出会いとともに、八ヶ岳の音楽堂ばかり(50回を
超えました)で演奏していましたが、このように東京から遠退いて
いたことはある意味、私にとって重要な充電期間になっていたとも
言えるかもしれません。

今、自分が出来うる限りの全力を尽くしたいと思います。
お忙しい中恐縮に存じますが、皆様、お誘い合わせの上ご来場頂け
ましたら幸いです。

この日記には演奏する曲の中で珍しい作品について、本番まで
少しずつ書いていこうと思っています。
今度はファニー・メンデルスゾーンについて書きます。

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